やまぼうし

やまぼうし

「やまぼうし」は昭和61年から発行している情報誌で、2007年からは季刊誌としてリニューアルされました。オーナー様への情報提供や蔵王山水苑をより身近に感じていただける内容が満載です。

株式会社Nコーポレーション
山水苑日記blog
蔵王山水苑の最新情報をお届けします

山水仲間 「温泉好きには最高」

皆さんにとって至福とは、どんな時でしょうか。それは、一瞬であったり一瞬であっても何倍にも感じたり。この地にそんな想いを抱く様になったのは、十数年前の夏、遠刈田に一泊したおり近隣こ高原や遊歩道を散策、早い時間に宿に入り部屋の窓を開けた時に始まります。外から聞こえる泊り客の下駄の音、浴衣姿の家族連れ、何処の温泉地にもあるありふれた光景なのですが、何処か違った感じに受けた事を今も鮮明に記憶しております。そんな情景が気に入り其の後幾度も足を運ぶ様になりました。私の心の中に有るセピアな記憶をこの町が静かに呼び起こしてくれたのでしょう。そんな折この山水苑の相澤所長との出会いが、より鮮明な世界へと導いてくれました。それは、温泉とリゾートのコラボと言う私達が理想とする新世界でした。幾度もお会いし、いろんな問いかけにも自分の事としての対応は、長く居住出来る事を意味し、住んで見てそれは、スタッフの方々にも精通致しておりました。自然溢れる別荘ライフでそれを確実にサポートして戴ける事が、ここで存分に楽しむ事が出来るベースと考えて居たからです。

住み始めの頃知人に「別荘は、初めは通うがだんだん足が遠のく」と言われた事が有りますが、自然に溶け込んだ時、遠のくどころか離れるのが惜しい時すら度々有ります。人それぞれに描く思いは、違いますが、私も家内もここで過ごす時間が、日常から非日常のステージがあり良きコントラストのあるユックリ人生基盤に成りつつある事を実感しております。春のせせらぎ、夏の緑、秋の紅色、冬の星座、等々当たり前に気付くはずの事が多忙な現代社会では、特別な事になった様です。

因みに我が家の愛犬、サスケ君とビビ婆(昔は、家内同様若かったのですが)も自宅から出掛ける時キャリーバックを用意しただけでシッポを振り自ら中に入ります。動物とて心地よい場所が分かるのでしょうか。もっとも自宅に帰る時も同じですが。何れにせよ十数年前、遠刈田に宿泊した事。素晴らしい方々にこの地でお逢い出来た事。そして、この山水苑で有った事。シナリオこそ違えど謳歌する気持ちは、皆様方も私共夫婦同様かと思います。

至福の時を過ごすとは、穏やかな時間の流れを実感出来る事なのかも知れませんね。

いぶきの丘 No.A-20 林知之

蔵王福祉の森構想

蔵王福祉の森構想とは

「農業と観光の町」蔵王の良さを活かしながら別荘・リゾートと福祉・医療の融合をはかり、農業と連携した新たな産業を創造することで、たくさんの方が普段の生活の中で役割を見出しながら暮らせる町「蔵王」を目指して始まったまちづくり計画、「蔵王福祉の森構想」。その構想に賛同していただいた多くの地元住民によってボランティア団体「はなみずきの会」が立ち上がりました。また住民だけでなく行政、地元銀行、地元有力企業などの大きな支援を受けて、第一の矢と位置づける「特別養護老人ホームせせらぎのさと蔵王」が4月15日にオープンします。

今後セーフティネットの確立として医療の整備、そして第二の矢としての役割保障(雇用の創出)第三の矢としてコミュニティの創造を目指して行きたいと考えております。

構想の理念

  • 母なる農村を守りながら、高齢者も若者も、障害のある者もない者も、誰しもが安心して暮らせるまちづくりを目指します。
  • 役割を果たすことが、生きる力の源と捉え、誰しもが生活の中で、その人に相応しい役割をはたせるまちづくりを目指します。

私たちは、蔵王福祉の森構想の理念を実現するために、

  • セーフティネットの確立
  • 役割保障
  • コミュニティの創造

を具体的な目標として掲げました。

この度セーフティネット確立の第一の矢として、特別養護老人ホームせせらぎのさと蔵王を4月中にオープンします。私たちはまずもって、せせらぎのさとの入居者様に、日常の生活の中で役割を果たし、生きる力の源にしていただく取組みを行いたいと思います。

私たちはこれを生活リハビリと呼んでおりますが、更に一歩進んで、ネギキムチ等農産物の加工も考えております。また私たちは、母なる農村を守るべく、直売所を設けて、地域の農産物の販売、そして入居者様が生活リハビリの一環として作った加工品の販売も行い、顔の見える人間関係をも作りたいと考えています。

蔵王福祉の森構想実行委員会

今期は食材の郷から蔵王火山の歴史へと移り蔵王町教育委員会の佐藤洋一氏のご協力により「蔵王のシンボル御釜」を連載でご紹介します。

見てけらぃ!蔵王のシンボル「御釜」
-その1 御釜誕生-

「…白川の関を過ぎて20日ほど旅を続けると、大きな川のほとりに出た。都でも有名な阿武隈川だ。渡し船に乗ったところで遠くを見ると、山の中に煙が立ち昇っているのが見える。船頭に問うと、あれは鎌倉幕府が滅びた頃に噴火が始まった山で、20年以上たった今でも煙が絶えることがない。ということだ…」

660年ほど昔に東北を旅した、とある歌人の紀行文です。この中の「煙が立ち昇っている山」とは蔵王のことです。ご存知の方も多いでしょうが、蔵王は、およそ120万年前から活動している活火山なのです。

蔵王のシンボル・御釜も、五色岳火山の噴火口です。地質学的な調査の結果、およそ800年前にできたことがわかっています。現在は、すり鉢型にくぼんだ噴火口に雪解け水や雨水がたまって美しい湖になっています。800年前とは、人の歴史でいえば鎌倉時代。鎌倉の将軍を頂点として武士が世の中を治めていました。当時の記録を見ると、寛喜2年(1230)10月16日、蔵王の隣の柴田郡で、石が雨のように降ったと記されています。蔵王の噴火によって大量の火山弾が飛来したことを伝えているのです。寛喜2年は今から784年前。地質学的な年代とほぼ等しいことから、これが御釜誕生の噴火と考えられています。

この記録では、火山弾が20里以上もの広い範囲に降ったと記されています。普通の噴火では、火山弾が飛ぶ距離は数km。御釜誕生の噴火の激しさがうかがえます。火山弾はユズほどの大きさで、細長い形をしていたということです。噴火のようすは将軍に報告され、火山弾が1個献上されました。この年は、地震、台風、大火災など多くの災害にみまわれた1年でしたが、そんな中でもこの噴火は特筆すべき大事件でした。もし、この年の10大ニュースを決めるとしたら、この噴火、すなわち「御釜誕生」は間違いなく上位にランクインすることでしょう。

火山というと、どうしても噴火の不安を消し去ることはできません。しかし、火山は恐ろしいだけではありません。温泉や湧き水、豊かな土壌などは火山の恵みです。800年前の大噴火も、そのおかげで御釜という素晴らしい景観ができました。蔵王火山のよいところ、恐ろしいところを知り、防災意識を高めながら上手にお付き合いしていくのが大切だと思います。

特別養護老人ホーム「せせらぎのざと蔵王」オープン

1月頃までは雪が少ないと思っていたことがなつかしく、2月の記録的豪雪には驚きました。せせらぎのさと蔵王も豪雪の影響もありましたが、予定通りの4月15日の入居者様受け入れに準備しています。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、施設の名称を「せせらぎのさと」から「せせらぎのさと蔵王」に変更いたしました。より地域に根差した施設にしたいという思いからです。

お知らせです。4月13日(日)12時30分〜15時00分まで施設内覧会を行います。お気軽にお立ち寄りください。新雪の足跡は雪解けとともに消えてしまいますが、私たちの足跡は、この蔵王の歴史と皆さんとともに歩み続けたいと思います。

今後ともよろしくお願い致します。

特別養護老人ホーム
せせらぎのさと蔵王
施設長 齋藤一章

[住所]
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字小妻坂79番8

消費税率8%変更に伴うご案内

平成26年4月1日より消費税率が5%から8%に引き上げられました。この度の消費税率の引き上げにおきましては、4月1日以降ご発生分より、現行の基本管理費に消費税8%をご負担いただくことになります。また、個別管理サービスのご依頼についても、4月1日(火)ご依頼受付分より、新消費税率8%を加算させていただきます。尚、個別管理料金に変更はございません。どうか、諸事情をご賢察のうえ、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

平成26年度分の請求書の内訳、消費税計算に係るご質問がございましたら、管理事務所までお問い合わせください。

管理事務所

貸農園で野菜作り

自分で作って収穫した野菜の味は格別です。土に親しみ自然の恵みを受けながら野菜栽培を楽しんでみてはいかがでしょうか。

期間 〜12月まで
場所 管理事務所より500m付近の道路沿い
面積 1区画 約500m2
金額 市区画 年5000円
申込 管理事務所

新春もちつき大会のお礼

今年1月4日に開催しました新春もちつき大会は、去年に引続きJAみやぎ仙南「蔵王産直市場四季采果」主催によりつきたてのお餅(お雑煮・あんこ・納豆・ずんだ)を振舞って頂き美味しく頂きました。直売所では野菜の福袋が好評であっというまに売り切れてしまい残念でした。また次回に期待しています。

チャリティーで頂きました篤志の20025円は蔵王町社会福祉協議会へ寄付させて頂きました。

ご協力ありがとうございました。

平成26年度 豪雪

今年の冬は2度の大雪に見舞われましたが、特に2度目2月14日からの記録的大雪で積雪は全国各所で歴代1位を記録しました。蔵王町のお隣白石市でも積雪57cm歴代1位(1984年の観測開始)を記録し、丸森町では自衛隊へ災害派遣要請が出されることとなりました(16日要請、孤立集落の道路の除雪の為)。

苑内におきましても15日にかけて車1台がかろうじて通行出来る程度の道路確保が精一杯であり、大変ご迷惑をお掛けしました事お詫び申し上げますと共に、皆様のご理解・ご協力に心より御礼申し上げます。

また、2次災害防止の為道路拡幅作業を優先しなくてはならず、個別のご依頼対応に1週間程お時間をいただきました事につきましても、改めてお詫びと御礼申し上げます。

露天風呂敷地内全面禁煙と利用マナーについて

蔵王山水苑にはいこいの森のにうぐいすの湯、いぶきの丘に星空の湯、2か所の露天風呂がございます。

管理事務所では週に2回清掃作業を行っておりますが最近露天風呂にたばこの吸い殻が大量に散乱している状況を頻繁に見かけます。

日々、オーナー様の良識ある利用マナーによって清潔に保たれている露天風呂です。このような状況が続けば、1部の方のマナー違反によって他のオーナー様に不快な思いをさせてしまいます。景観上の問題や苦情の申し出があったことや周辺には木々や住宅があり、火災の原因になる可能性があることから両露天風呂敷地内を全面禁煙とさせていただきます。

露天風呂は公共の場ですので敷地内の禁煙にご理解とご協力を宜しくお願い致します。

また露天風呂にて飲酒・飲食も禁止されていますので繰り返しになりますが重ねてご理解とご協力を宜しくお願い致します。

びゅうばす
食べばす「みやぎ蔵王」満喫号

宮城県全域を舞台とした観光キャンペーン!!開催期間(平成26年4〜6月)中に運行される、仙南地域を周る周遊バスです。今回は「仙台真田氏名宝展」の見学があり、平山郁夫・横山大観の絵画をはじめ貴重な美術品を展示している島川記念館(美術館)に立ち寄ります。

食の方では、白石うーめんの昼食や遠刈田温泉散策でのちょこっとグルメなどが堪能できます。

楽しみ所がたくさんありますので、どうぞご参加下さい。

出発日/平成26年4月25日(金)〜5月6日(火・祝)の毎日(4月28日除く)、5月10日(土)〜6月29日(日)の土・日曜日
旅行代金/大人6000円(小人同額)
乗車場所/仙台駅・白石蔵王駅

お問合せ

  1. JR東日本の主な駅にあるびゅうプラザ(旅行コーナー)
  2. びゅう予約センター

編集後記

2月には例年にない豪雪に見舞われ大変でしたね。残雪の雪解けを待ちながら春を待ち、そして4月。花咲く春へ出かけ、春の息吹を心と体で満喫したいですね。

みやぎ蔵王は見どころ・食べどころがいっぱいですので、どうぞ蔵王へございん。

(渡辺)

お問い合わせ

蔵王山水苑管理事務所

〒989-0916 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字小妻坂 75-31
TEL.0224-34-2341 FAX.0224-34-2869
E-mail.contact@zao-sansuien.jp

(株)Nコーポレーション

〒161-0033 東京都新宿区下落合3-22-15
TEL.(03)3954-0753