やまぼうし

やまぼうし

「やまぼうし」は昭和61年から発行している情報誌で、2007年からは季刊誌としてリニューアルされました。オーナー様への情報提供や蔵王山水苑をより身近に感じていただける内容が満載です。

株式会社Nコーポレーション
山水苑日記blog
蔵王山水苑の最新情報をお届けします

やまぼうし通信
2014年SUMMER vol.88

定谷口の公孫樹(じょうやぐちのいちょう)
蔵王宮字向山地区の「定谷口の公孫樹」は樹齢およそ600年と推定され、町内一の太さを誇るイチョウです。イチョウと言えば秋の黄葉が印象的ですが、新緑のイチョウも鮮やかで美しく、私たちの目を楽しませてくれます。

山水仲間
別世界での温泉暮らし

こちらに住み着いて、早いものでまもなく八年になろうとしています。それまで北関東で住んでいた我が家は居住環境があまり良くなく、そのため将来は草花の手入れができる緑の多い場所に住みたいねと、夫婦で話し合っていました。

じゃ具体的にどこに住もうかと、暇があればインターネットで生まれ故郷、宮城の物件を探すのが日課になっていました。

そこである日ふと目に止まったのが、山水苑だったのです。どんなところなのかドライブがてら見に行くか、ということになり、ヒヤカシ半分でこちらを訪れたのが十年前、空はあくまで青く澄み渡り、蔵王連峰の山々に囲まれ、緑の多いこの地はこれまでの生活環境と大違い。しかも温泉と行き届いた管理。

その日から、もし住んだらああしたい、こうしたいという夢だけがどんどん膨らんでゆき、ついに「住むしかない!」ということになり、今日に至った次第です。また、最初の二年間、白石蔵王駅から当時勤めていた東京日本橋の会社まで、新幹線通勤をしていたことが、今となっては良い思い出です(通勤時間片道三時間!)。

さて、実際住んでみて町中で暮らしていた私達には若干の不便さを感じる事もありましたが、それを補っても余りある自然。丁度この原稿を書いている五月末、周りを見渡せば一ヶ月前の桜が咲く頃の茶色がかった景色とは別世界。ついこの前まで目にも鮮やかな新緑に覆われていたのが、アッという間にその濃さを増し、またウグイスやホトトギスのさえずりに、この大自然を独り占めにしている気分。来る機会の少ないオーナー様には是非おいでいただきたいシーズンの一つです。

夏になれば夜明け前からヒグラシの大合唱、あまりのにぎやかさにゆっくり寝てもいられないという贅沢な悩みも。春夏秋冬を肌で感じ、窓の外を走り抜ける動物達との出会い。草刈り、落ち葉の掃除、雪かきなどを通して常に自然に触れ、日中の作業の疲れを温泉で癒やす、そんな生活を夫婦で満喫している毎日です。

こちらでは不要なセールスの訪問を受けたり、郵便受けがチラシであふれたりすることもなく、快適な生活を送ることが出来ています。ここに住む、利用する私達もゴミ出しのルールを守る、道路に大きくはみ出した植栽を手入れするなど、ちょっとした心配りで、魅力ある環境を維持していくようにしたいものですね。

いぶきの丘 H・K

安全・安心の蔵王山水苑を目指して

蔵王山水苑の管理業務につきましては日頃よりご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。ご承知の通り当苑ではオーナー様以外の無断入苑を禁じ、入苑口はオートゲート(計5台の監視カメラ設置)により管理されております。常駐の管理スタッフによる定期巡回も実施し、皆様に安心してお過ごしいただける様セキュリティの充実を計ってまいりました。

お蔭様で年々定住者も増え、現在の定住率は約25パーセント、4棟に1棟が日々利用されている状況になりました。安全・安心の山水苑を目指す上で皆様の目に勝るセキュリティーはございません。不審な人物や車等見掛けたり、気になる事がありましたらどうぞ管理事務所までご一報下さい。

最後になりますが、走行車両の速度違反が目立っているようです。苑内はカーブ路も多く見通しの悪い箇所もあります。散策を楽しんでいる方々やお子様への配慮、何よりご自身の安全・安心の為にも今一度苑内のルールをご確認いただきルール厳守にご協力いただけますよう重ねてお願い申し上げます。

“走行速度制限30km"

真田幸村公の大河ドラマ「真田丸」放送決定

幸村公の子孫が代々暮らした『仙台真田氏ゆかりの郷』である蔵王町は、真田氏発祥の郷である長野県上田市と連携して幸村公の大河ドラマ化を目指して参りました。

この度、幸村公の生涯を描く大河ドラマ『真田丸』に決定し、2016年(平成28年)1月に放送開始が予定です。脚本には三谷幸喜氏が起用され、これまでにない斬新な幸村公の姿が描き出されることでしょう。

蔵王町は、大河ドラマ『真田丸』放送決定を歓迎し、積極的に応援するとともに、町民の皆様と『仙台真田氏ゆかりの郷・蔵王町』のPRと活用に積極的に取り組んでいきたいと思っております。

見てけらぃ! 蔵王のシンボル『御釜』
―その2 火口の王様、御釜―

職業柄、史跡めぐりのガイドを引き受けることがあります。たいていは人里にある文化財をめぐるのですが、テーマによっては蔵王山頂をコースに組み込むこともあります。そういうとき、よく「どうして御釜っていうの?」と質問されます。

この質問に対するご当地流の回答に「蔵王の山は、宮城側はゴツゴツとして男性的、山形側はなだらかで女性的な山である。その中間にあるから…。」という、あまり品のよろしくないものがありますが、もちろん不正解。正解は「火口の形や円形の湖面が、カマドにかけられたお釜に似ているから。」です。

火口のようすがお釜に似ているのは、蔵王の御釜に限りません。各地に似たような形の火口があり、中には群馬県草津白根山の湯釜、水釜、涸釜や、群馬・長野両県にまたがる浅間山の釜山など、釜を冠したものもあります。ちなみに、火口のことを英語でクレーターと言いますが、その語源は『クラテール』という古代ギリシャ語です。クラテールは、ワインと水を混ぜるための大型の容器で、酒宴では部屋の中央に置かれたのだそうです。山頂に開いた火口のイメージをよく表していますね。また、大形の火口や火山性の陥没地形を表す『カルデラ』は、スペイン語でお釜や大鍋のことです。つまり、『火山の火口=お釜』というイメージは世界共通なのです。そんな中、そのものズバリの名を冠する蔵王の御釜は、ある意味『火口の王様』と言えるかもしれません。

ところで冒頭の冗談ですが、品位はともかく的外れな話ではありません。蔵王は確かに宮城側が男性的、山形側が女性的な印象の山です。これは、蔵王連峰が断続的な火山活動でできたことと関係があります。大まかにいうと、山形側の山々は約120万〜10万年前の火山活動で作られ、長い年月の間に地形が崩れてなだらかになったのに対して、宮城側、特に御釜周辺は約3万年前から現在までの火山活動で形成され、あまり年月が経過していないためゴツゴツしているのです。与太話にも科学的真実が含まれているものなのですね。

執筆者 佐藤洋一氏(蔵王町教育委員会)

「はなみずきの会」よりお願いとお知らせ

はなみずきの会は「蔵王福祉の森構想」に賛同し協力することを目的とし活動しているボランティア団体です。昨年六月の設立以降、地域のボランティア団体として月に一度のボランティア会議をはじめとした様々な活動を続けてきました。

今年四月「特別養護老人ホームせせらぎのさと蔵王」の開所後は施設でのボランティア活動にも積極的に取組んでいます。この施設の特色として生活リハビリ(日常の当たり前の生活をリハビリに繋げていく)というものがあり、その活動の1つとして農作物を育てる畑づくりが計画されています。そこで、この場をお借りし皆様にお願いがあります。

  1. 不要になった農具等あればご寄贈いただけないでしょうか。
  2. 畑づくりにご参加いただけないでしょうか。

畑づくりに限らず、ご自身の得意分野を生かしたボランティア活動に参加いただけたらと思っています。これからも地域のボランティア団体として活動を続けてまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

はなみずきの会事務局(特別養護老人ホームささらぎのさと蔵王内)
TEL 0224-34-1611

移動販売のご案内

日時 :毎月第二・第四金曜の9:30〜11:30
場所 :せせらぎのさと蔵王(9:30〜10:30)
:リラの郷(10:30〜11:30)

はらから福祉会にご協力をいただき移動販売が始まりました。大人気の酵母パンや菓子類、日持ちの良いレトルト食品等、品揃え豊富な移動販売となっております。施設関係者に限らずどなたでも利用出来ますので、ぜひ足をお運びいただきご利用下さい。

特別養護老人ホーム せせらぎのさと蔵王

福祉の森構想の実現の為に第一の矢として立ち上がったせせらぎのさと蔵王もオープンして二ヶ月が経ちました。入居者様も当施設での生活に慣れ始め、職員も家族の一員として日々楽しく、笑顔ある介護を行っています。今後も入居者様の役割を見い出し、入居者様が主役となって蔵王の歴史を歩んでいける様に職員一同頑張っていきます。

それに伴い、当施設では介護スタッフが現在不足しています。当施設では地域に根差した、地元雇用の創出を考えています。蔵王福祉の森構想の実現の為に、共にせせらぎのさと蔵王にて働ける職員を随時募集しています。皆様お気軽にお問合せ下さい。

特別養護老人ホーム せせらぎのさと蔵王
副ホーム長 日下渉
蔵王町遠刈田温泉字小妻坂七九番八
TEL〇二二四-三四-一五一一
fax〇二二四-三四-一五一二
担当・八島・日下

桜・紅葉を植樹

苑内の緑化活動として、昨年芽吹きの広場上の斜面に紫陽花を約200株植樹し今年の春には、苑内(ひだまりの丘)の一角に桜15本と紅葉15本の計30本を植樹致しました。大きく成長するには長い時間を要しますが毎年植樹を継続し、苑内の自然・景観保持を行っていきます。

せせらぎの里へ「看板」
ひぐらしの館前広場に「手作りベンチ」を設置

今年の春に山水苑も強風が吹き大木の松が倒れる被害がありました。この大木の松を有効利用できないかと模索をしていたところ、せせらぎの里の理容店:石沢様の全面協力を得て、せせらぎの里に「温泉付き別荘地 せせらぎの里 蔵王山水苑」の文字を入れて頂き看板を設置しました。又いこいの森のひぐらしの館前広場に同じく松を有効利用したベンチを設置しました。

突然「査定結果のご連絡」が届いた!!

オーナー様より6月初めごろご連絡いただき、依頼もしていないのに「所有地の不動産査定結果が郵送された」と言う内容です。

当社では不動産に関することはオーナー様より直接お話しをお伺いする等の対応をしております。また個人情報保護法により、オーナー様の大切な個人情報は厳格に管理しております。また当社と(株)グリーントラスト様とは一切関係ございません。他にも身に覚えのない郵便物にはご注意下さいます様宜しくお願い致します。

草刈作業実施中

今年も1回目の草刈が5月21日より開始されました。例年通り作業を進行しておりますが、今年は例年より梅雨入りが1週間ほど早かったため思うように作業が進行しておりません。ご迷惑をお掛け致しますがご理解頂きますようお願い申し上げます。

また、草刈の追加は管理事務所までご連絡頂けますようお願い致します。

リフォームのご案内

リフォーム工事につきましては、多数のオーナー様からお問い合わせ・工事依頼を頂いております。痛んだ建物等に関して、所有者様の資産価値を守ると同時に別荘地特有の景観の向上につなげるものです。屋根・外壁・ベランダ等の塗装、室内の改装、クロスの張替え、建具の調整等小さなことでもお気軽にお問い合わせください。

蔵王山水苑花火大会

【日時】8月23日(土)
【時間】午後7時20分から 花火打ち上げ
【場所】蔵王山水苑内 山水苑大橋

花火の前には津軽三味線演奏者 本田恵美子様を迎え津軽三味線のダイナミックな音色を、時には楽しく、時には優しく、時には故郷を想わせる演奏をお聴き下さい。

津軽三味線を通し3児の母が子育てをしながら津軽三味線全国大会にて数々の受賞歴を持ち三姉妹の娘さんも津軽三味線弾き語り奏者として多岐に渡り全国的に活躍中です。

※詳細については決まり次第ホームページ等でご案内致します。

JR東日本との特別企画「草木染め体験」

夏の旅市 JR東日本様との合同企画です。遠刈田観光協会の小野寺さんの旅市ガイドでスタート。苑内で森林浴を楽しみ古民家「ひぐらしの舘」にて蔵王町のとし子工房の草木染めを体験し、遠刈田の薬効豊かな温泉を満喫します。

http://travel.eki-net.biz/jrnetsbyu/servlet/Comn
お問い合わせ先0570(04)8928びゅう予約センター

お問い合わせ

蔵王山水苑管理事務所

〒989-0916 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字小妻坂 75-31
TEL.0224-34-2341 FAX.0224-34-2869
E-mail.contact@zao-sansuien.jp

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〒161-0033 東京都新宿区下落合3-22-15
TEL.(03)3954-0753