やまぼうし

やまぼうし

「やまぼうし」は昭和61年から発行している情報誌で、2007年からは季刊誌としてリニューアルされました。オーナー様への情報提供や蔵王山水苑をより身近に感じていただける内容が満載です。

株式会社Nコーポレーション
山水苑日記blog
蔵王山水苑の最新情報をお届けします

やまぼうし通信
2015 AUTUMN Vol.93

表紙 蔵王山水苑内「芽吹の広場」から「はい!ポーズ」
始めまして、苑内へ草刈の手伝いにやってきた「クサカリ マサオ」です!!
皆様よろしくお願い致しますm(__)m

山水仲間「お気に入りの場所」

父が「山水苑に別荘を持ちたい。」と言いだしたのは、1983年のことでした。学生時代と単身赴任での8年間を仙台に過ごした父が、これからの自分の生きがいの一つとしてここに家を持ちたいのだ、と話したのを覚えています。仙台からお仲間たちがたくさん泊りにいらして、十数人分もの朝ごはんを作るのは大変だった!と、母は今でも話します。父はこの別荘を「翠明居」と名付けました。

ここに来ると、窓から胡桃の木などが見えて「あぁ、蔵王は良いなあ」と思いながら、何時まででも朝寝をします。そして考えることといえば、今日これからどこで何を買ってきて、何をこしらえて食べようか、それだけ。なるべく地のものが食べたくて、釜沢のJAや、遠刈田温泉街まで自転車で出かけます。最近リニューアルした山水苑ゲート横のファミリーマートでも新鮮野菜をいろいろ買えるので、便利になりました。


松川沿いの八重桜と、サイクリングロードです

自転車で走っていて偶然見つけた、私のお気に入りの場所は、松川沿いのサイクリングロード。紫陽花や枝垂桜が咲き、温泉街からの一番端には、八重桜の大きな樹があり、ゴールデンウイークの頃に行くと満開で、私たちを迎えてくれます。そこからは蔵王連峰が見渡せて、とてもきれい・・・何というかここに来ると清々します!

私は東京にある劇場で仕事をしていますが、舞台はまさに人工的な空間です。大勢の人々とともに、時間の制約のある中で緊張した日々を過ごしていると、頭も身体も草臥れてきて、夜中にハッと「あれをやっていない・・・」などと気になって、目が覚めてしまうことが良くあります。公演が近づき忙しくなると、翠明居の緑の木々を思い浮かべ、のーんびりしたいなぁと思います。

今は家族や友人たちと年に数回しか来られませんが、管理事務所にいろいろとお願いできるのが頼もしく、安心していられます。蜂の巣の駆除や、温泉、ガスの使い方などで困った時には本当に助かります。築31年の家ですから、いろいろと問題も出て来ますが、サポートのおかげで一つずつ解決していけるのがありがたく、感謝しています。今年初めて、苑内での花火大会を見ましたが、とても素晴らしかった!準備にも大変なご苦労があって、できることだと思いますが、感動しました。

今年は、父の十三回忌を迎えます。「やまぼうし」の原稿のお話しを聞いて先ず思ったことなのですが、もしあの文章を書くのが好きだった父がご依頼をいただいたのでしたら、きっと張り切って書いたことでしょう。この別荘を残してくれた父には感謝しつつ、早くまた山水苑で「食っちゃ寝」の休日を過ごしたいと思う、今日この頃です。

いこいの森No.23 佐藤弥生子

メーメー(命名)「クサカリ マサオ」に決定

七月より草刈りにやってきた「やぎ」は、山水苑の皆さまから可愛がられアイドル的な存在になっております。苑内の草刈りはもくもくと面積を広げ、草刈りを休んではゆったりと自然とたわむれて、すっかり山水苑を気に入ったようです。

やぎ(オス)の名前を公募いただいた結果、メーメー(命名)は「クサカリ マサオ」君に決定しました。

今後とも「マサオ」部長を皆様のお仲間の一員として、可愛がっていただければと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。

防災無線

平成27年6月16日、蔵王山における「噴火警報(火口周辺危険)」は解除されましたが、長期的にみると火山活動はやや高まっている状態にあり、当社では避難誘導実施計画を作成し6月30日より運用を開始しました。その後も引き続き行政との協議を重ねこの度、事務所駐車場に防災サイレン(無線)を設置することになりました。災害発生時にもこれまで以上に速やかな情報発信が出来るものと期待しています。今後も行政との連携をはかりながら『安全・安心・安住の地』蔵王山水苑を目指してまいりますので、ご理解ご協力をお願い申し上げます。

ざおうさまの『真田の郷日記』じゃ

みんなは1年でどの季節が好きかな?ワシはどの季節も好きだが、中でも美味しい食べ物いっぱいの秋が大好きじゃ。新米をはじめ野菜、果物、肉、魚、キノコ…。この時期、蔵王は食材の宝庫じゃ。ワシ、ダイエット中だが誘惑に勝てそうもないわい…。

そういえば、10〜11月の2ヶ月間、町観光物産協会で、蔵王の食材を使ったメニューをPRする『たっぷり蔵王!キャンペーン』を行うんじゃ。町内27事業者、41メニューがエントリーしとる。ワシ、ダイエット中断確定じゃな!

戦国武将も人間。食わねば生きていけないし、好物だってあったはず。では、真田幸村は何が好物だったんじゃろう?

幸村は、戦国大名・真田家の次男であり、天下人・豊臣秀吉の側仕えをしていたこともある。それ相応にハイクラスな食の経験があったはずだが、残念ながら記録が残っておらん。幸村の食にまつわる唯一の記録は、「この壺2つに焼酎を詰めて送って下さい。途中でこぼれぬよう、しっかりと封をして送るようにしてください。」という、家臣に宛てた書状だけ。おかげですっかり『幸村=焼酎好き』という、ちょっとオヤジなイメージが定着しとるんじゃ。ワシも、後世どう語られるかを考えて記録を残さねばならんな。

白石で養育された幸村の子どもたち5人の中で、白石城主・片倉重綱の妻となった阿梅は77歳まで生きた。当時としてはなかなかの長寿だが、それにはある秘密が隠されていたんじゃ。

昭和26年、阿梅の墓の調査が行われた。墓の中には鏡やかんざし、数珠など数々の副葬品が納められていたが、その中に、なんと入れ歯があったんじゃ。黒漆を塗った木製の総入れ歯で、右上に歯1本分の穴が開いているので、ここは阿梅自身の歯が残っていたのだろう。


阿梅が愛用していた入れ歯

人間、食わねば生きられん。歯を失うと食べることがままならなくなるが、それを補うのが入れ歯じゃ。阿梅は、ほとんどの歯を失ってもなお、入れ歯のおかげで77歳まで生きられたんじゃ。阿梅の入れ歯からは、当時の入れ歯技術の素晴らしさと同時に、食べることの大切さを示す貴重な歴史資料なんじゃ。ワシも、食の大切さを感じながら蔵王の秋の味覚をいただくとしようかの!

執筆:ざおうさま(協力:蔵王町教育委員会 佐藤洋一)

「食彩工房はらから」グランドオープン

 蔵王福祉の森構想の理念は

1.母なる農村を守りながら、高齢者も若者も、障害のある者も無い者も、全ての者が安心して暮らせるまちづくりを目指します。

2.役割を果たすことが、生きる力の源と捉え、誰しもが生活の中で、その人に相応しい役割を果たせるまちづくりを目指します。

を具体的な目標に掲げており、この度構想に賛同する社会福祉法人「はらから福祉会」様が旧JA漬物工場を活用し「食彩工房はらから」をグランドオープンさせました。食彩工房はらからでは約10名の障害者の方が主に生産者組合「蔵王夢づくりの会」などから供給を受けた蔵王産の食材を使って加工を行い様々な方面に惣菜を供給しております。また、同じ敷地内では蔵王夢づくりの会の直営する直売所「蔵王夢づくり」も営業しておりますので、そちらでも食材を購入する事ができます。是非ご活用ください。

 

【お問い合わせ先】

食彩工房はらから

TEL:0224-26-6336

「蔵王山水苑&竹泉荘」共同企画

蔵王山水苑ではこのたび竹泉荘Mt.Zao Onsen Rezort & Spa開業五周年を機に共同企画として、おすすめメニューをご準備しております。特典メニュー付きですのでどうぞこの機会に体験なさってみてはいかがでしょうか。

「スパ ボタニカ」をリニューアルオープン!

スパ ボタニカはタイ・バンコクの「Spa Botanica」と提携し西洋スタイルのトリートメントをベースに、タイマッサージや中国式の推拿(すいな)といった東洋の伝統技術を取り入れ、身体の内面から健康と美のお手伝いを致します。

アロマオイルにはアロマセラピーの本場イギリスで最高品質のブランドとして有名な「アロマセラピーアソシエイツ」を東北地方で初めて導入。ボディやフェイシャル、季節ごとのメニューなど豊富にご用意しておりますので、初めてスパを体験される方や男性の方もどうぞお気軽にお楽しみください。

【お問い合わせ先】竹泉荘 TEL:0224-34-1188

花火大会の御礼

恒例の蔵王山水苑夏まつり花火大会は今年初めてお盆期間中の8月15日に開催しました。19時〜20時まで花火打ち上げ時間は山水大橋全面通行止とさせて頂きましたが、皆様にご協力頂き、お陰様で好評につき会を終えることができました。海風さんの出張ライブ、出店でご協力して頂いた皆様に改めて感謝申し上げます。

ごあいさつ 木村惇(きむらあつし)

8月1日に入社いたしました木村と申します。別荘地管理のお仕事をさせていただいております。

7月までは陸上自衛隊で主に油圧ショベル、トレーラー、草刈り機などを整備する仕事をしていました。仕事の種類は多く、覚えるのに無我夢中ですが、自衛隊で培った経験を生かし、1日でも早く貢献できればと思います。

まだまだ知識の習得、技術錬磨の毎日ですが、どうぞ宜しくお願い致します。

敷地内の垣根と立木伐採のお願い

お庭の植木は手入れを怠るとあっという間に成長してしまいます。垣根を越えて道路まで出てきますと交通の妨げになり、見通しを悪くしてたいへん危険ですので剪定や伐採等を実施・ご依頼ください。

また、敷地内の立木も屋根にかかりますと建物の老朽化を早めてしまいます。皆様の大切な財産の保護の為にも定期的なお手入れをお勧めします。無料でお見積りいたしますのでお気軽に管理事務所までご連絡下さい。

伐採キャンペーン(シイタケホダギプレゼント)

伐採工事をキャンペーン期間中10月30日までにご成約の方にシイタケの原木3本(放射線検査済)をプレゼント致します。長さ90×直径約6cm以上。 約3年位は収穫を楽しめます。

薪の販売



これまでただ単純に処理してきた倒木や伐採木でしたが、それらも大切な資源として捉え活用していく為「自社薪」として加工、販売を始めました。これまでの仕入れ薪に比べれば不揃いではありますが、その分お得なお値段で提供いたします。

コスト削減の為に

①束ねる作業を省き、バラで配達します。

②5箍(束)単位での取り扱いになります(50cm×40cmの枠を使用して量ります)通常の薪一箍は直径22.5?の針金の輪で束ねた量

③ご自宅に薪棚がある場合には希望量に合わせます(1.8m×1.0m=45箍など・・・)

※5箍=1500円(オーナー特価、一般2000円)

今年度取り扱い量 350箍

※薪材料 長さ40〜45cm

ナラ、クヌギ、桜を含む広葉樹全般(指定不可)。

枝部も入ります(直径5cm以上はあります)

里山が元気になるには木々の更新は不可欠です。山水苑では里山の保護を目的とした植樹にも積極的に取り組んでおります。ご注文、お問合せは管理事務所まで。

ゴミの分別にご協力お願い致します

多くの方が集まる別荘では様々なゴミが毎日のように出されます。

特に大型連休・休日はゴミの量が増えます。最近ゴミの分別がされていない物が多く見受けられます。

ゴミの分別方法は、自冶体によって異なります。指定のゴミ袋に入れて頂きますようご協力お願い致します。

詳細につきましては「ごみの分け方と出し方」の冊子が事務所にございますのでご利用下さい。

編集後記

9月に宮城県を中心とした台風18号は今まで経験したことがない大雨で怖くて心配しました。

台風の被害についてオーナー様からお問い合わせがございましたが、山水苑は土砂災害なども無くとくに心配することはございませんでした。しかし、自然災害はいつ来るか分からないので、「うちは大丈夫・まだ大丈夫」と甘くみないで、早めに避難行動をとらなくちゃいけないなぁと思います。

(渡辺)

お問い合わせ

蔵王山水苑管理事務所

〒989-0916 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字小妻坂 75-31
TEL.0224-34-2341 FAX.0224-34-2869
E-mail.contact@zao-sansuien.jp

(株)Nコーポレーション

〒161-0033 東京都新宿区下落合3-22-15
TEL.(03)3954-0753