蔵王町桜名所

 昨日の山水苑日記では、3カ所の蔵王町内の桜の名所をご案内しました。その内のひとつ『鬼子坂の桜』伝説をご紹介します・・・
 
 昔、侍が村人六人を斬殺しました。殺された村人の亡骸はこの地に埋葬され墓標として六株の桜が植えられました。その後一本は枯れたものの、残りの五株は大きく育ち、この地の地名から『鬼子坂の桜』と呼ばれるようになったそうです。伐ると祟りがあると言い伝えられているそうです!?

 10年ほど前、桜の隣を通る県道が改修されることになり、この桜も伐採されることになりました。しかしこのような伝説が昔からある桜ならば、これからも大切にしようと、改修計画を変更して手厚く守り伝えて行くこととなったそうです。

 桜の祟り・・・怖かったでしょうね(笑)。緩やかなカーブを車で走りながら鬼子坂の桜が楽しめます。昔からの伝説を大切にして桜を残すよう考えた蔵王町の人たちの心意気に感謝しながら、ほのぼのと今年の『鬼子坂の桜』を満喫させていただきました。(鬼子坂の桜は蔵王町指定保存樹木です。)
山水苑日記 | 2010.04.20 16:50 | コメント(0)
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情報誌「やまぼうし」