ご存じですか?

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厳しい自然と戦った蔵王の開拓地『北原尾』地区です。昭和21(1946)年3月末から5月にかけて、七日原に南洋諸島のパラオ島からの引揚者38戸のうち32戸が入植しました。これが現在の北原尾地区で、パラオを「原尾」と呼び、南洋から北に移ったことでつけられた地名です。もともと片倉家の牧場として知られた、海抜400〜600mの高地にある七日原の地に、開拓移民が営々ときびしい自然と戦いながら、開拓の足跡を残しました。今日の機械化された農業と異なり、半世紀前、全くの人力で立ち向かった開拓の人々の苦労を忘れることはできません。現在でも高冷地農業の先進地として、高く評価されるゆえんです。

山水苑日記 | 2012.01.30 11:12
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情報誌「やまぼうし」