なぜか東北に魅せられて

第7話その4

確か昭和57年に最後の「集団就職列車」と記憶している。若者の夢と希望と不安を乗せた列車だった。あの光景を見ていると敵地に乗り込む出兵の見送りのようにも思える。
又、「出稼ぎ列車」といったかどうか・・・(ああ上野駅・・・。)
いずれにしろ、その地方では仕事がないので否応なしに都会に出る。人生の悲哀を感じるところである。
それが今では全く逆方向にはなるが東北新幹線で東京駅発、夢の世界に入り込むこの列車は関東人を東北人に変えるような別の人間、東北的感覚に変える不思議な夢列車だ。

東北で多いのは「漬け物」だ。宮城、仙台は比較的少ない?
これは古くからの食品の保存方法だった。
雪に閉ざされた生活を送る為、その間食糧や薪の備蓄も必要だ。
山水苑日記 | 2009.08.31 08:40 | コメント(0)
蔵王山水苑のホームへ
情報誌「やまぼうし」