森林の保全と地球温暖化

いぶきの丘の間伐が始まりました

皆様こんにちは!8月1日より「蔵王山水苑いぶきの丘」の杉の間伐が作業が始まりました。
作業中は騒音等で皆様にご迷惑をお掛けするかもしれませんが、「みんなの森作り」の為にどうか広いお心で見てくだされば幸いと考えております。
そこで、間伐が何故必要なのかを簡略にご紹介したいと思います。
森林は木材の生産のみならず、国土の保全をはじめ水源のかん養や地球温暖化防止のための二酸化炭素の吸収など様々な機能を持っています。これらの機能を十分に発揮させる為には森林の適切な管理が必要であり、その中でも間伐は特に重要です。
適切に間伐が行なわれない杉林では、木は生命力を失い、十分に根をはることも出来なくなり、いわゆる線香林と言われるひ弱な林が広がっていきます。適切な手入れをすることで、陽光が林の中まで十分に入り良質な木材を生産できると共に山の保水能力や山肌への根の緊張を保つことができ、雨が降っても崩れにくい災害に強い山づくりと、紅葉のを楽しめる本来の雑木林が出来ます。
そしてそのことが森林の本来の機能を呼び覚まし、今世界中で問題になっている地球温暖化の問題の解決にも繋がっていくということです。
マタギの古い言葉にも「森は半分殺してちょうど良い」と言う諺があるそうです。人間は古の昔から、森林の木を切り出すことで森を守ってきたんですね!
このことを踏まえ蔵王山水苑の森作りにご協力をお願いいたします。



山水苑日記 | 2009.08.04 11:13
蔵王山水苑のホームへ
情報誌「やまぼうし」