ウグイス色の話

先日「春うらら」さんからウグイス色についてのコメントをいただきました。そこでウグイス色について少し調べてみました。
私がウグイス色はむしろメジロに近いと言いました。それは現代の人の勘違いと言う説があるそうです。というのは昔はウグイス色というと今の本当の「鶯の茶色に近い緑色」のことを言っていたようです。
それが時代の流れと共に例えばお菓子に使う着色料がより鮮やかになったり、また着物の染物の技術が発達したり・・いろいろな要因が重なり、現在のウグイス色になったそうなんです。
だから、メジロは本来ウグイス色ではなく「メジロ色」だったんですね!(●^o^●)
まあ春というイメージと「緑色」は連想しやすいから、いつの間にか、春の代名詞の鶯が今のウグイス色と結びつく、その辺も要因の1つなのかもしれませんね。

(横井様撮影 苑内の鶯)
山水苑日記 | 2007.04.28 10:15

コメントリスト

  • 春うららさん

    有難うございます。まさか本当にしらべてもらえるとは・・・。長年のなぞの一つが解決しました。
    有難うございました。でもやはりここにも風情を感じます。最近思うんですが、日本人が忘れてはいけないことってありますよね。
    一言でいえば「恥」その言葉の裏にさまざまな意味が隠されている気がします。最近失われつつある「粋」なんかもそうではないでしょうか。
    うぐいす色
    も「粋」ですよね。

    2007.04.30 10:57
  • 管理事務所からさん

    いえいえ私も興味があったので調べたまでで・・(~_~;)
    そうですね!ウグイス色も日本で言う「粋」って感じがします。
    その「粋」という日本人特有の文化を忘れたくはないし、また忘れて欲しくもないですね!
    前にもお話しましたが、そういう「粋」な計らいを私共、山水苑も常に忘れてはいけないと思っております。春に鳴くだけで、「粋」になってしまう「鶯」
    我々も見習いたいものです(~_~;)
    コメントありがとうございます。

    2007.04.30 11:48
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