なぜか東北に魅せられて 続

東北に「伝説」「民話」「民謡」「艶歌」「望郷演歌」が多い。これはいわゆる「勝組と負組の原理」から成っているのかも・・・
東北は常に攻められ虐げられる側そこに残っているものは「伝説」「民話」にまつわる現実性を帯びた歴史が残っている。

このように東北はただ見るだけでは何もないように見えるが、想像力と様々な「伝説」・「民話」を組み合わせながら訪れると、非常に面白く、興味深く奥の深い魅力あるところで歴史的なロマンとドラマに満ち溢れているところといえる。

又、美しい「自然」にそっと触れられるのは東北だろう。
私は「釣り」はしないが、今渓流が、日本で一番きれいな所はおそらく東北だ。
中でも5月後半のこれから梅雨に入る直前の渓流の風景、これこそが「日本の風土の原点」で渓流の水と魚、山菜、素朴な食べ物プラス動物だ・・・
又、天然の森がある事も良い川の条件だ。
「何もしない」のが自然保護であり不自然に手を入れすぎない方がいい。
それは自然のままの川が多く残っている為で、北海道、九州、四国は意外と開発が進んでしまいダムや堰堤がいっぱい出来てしまっているという。
大公望も(釣り人)「だんだん東北だな」との感を深めつつある。

「夜空」満天の「星」を拝める所は東北でも「蔵王町」だという人もいる。
このように素朴な風景なり生活がうらやましく思えたなら、ストレスの多い現代社会の生活に疲れがきているのかもしれない。

自然が多く残っている場所はとても不便であったりもするが・・・。
人が大勢来るからといって張り切って観光地化するのには反対だ。
今まで通り?の「心くばり」と「気づき」と「おもてなし」で十分ではないか。
地元民はしょっちゅう見ている風景だからこの貴重な自然の良さが分かっていない。
又、「雑木林」を残しているのも東北だ。
東北の魅力は未だ開発され尽くしていないところだ。
「自然」はそのまま残してもらいたい。

山水苑日記 | 2009.05.16 09:21 | コメント(0)
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