地域の名所

だるま杉

昨日、蔵王町の「平沢」にある「だるま杉」を見に行ってきました。
標高50メートル、幹周り10メートル、推定樹齢850年の堂々たる杉の木で、以前から話には聞いてましたが・・。
その私の持つイメージをはるかに超える大きさで、そのあまりの大きさに思わず圧倒されてしまい、しばらく声を失ってしまいました!\(◎o◎)/!
この「だるま杉」は蔵王町の隠れた名所の一つで、元々この場所で丈六阿弥陀如来坐像を祀っていた阿弥陀堂の参道杉並木があり、昔はその杉並木の一つだったらしいのですが、江戸中期にその阿弥陀堂の修復の費用を捻出するために、この1本を残して全て伐採され、今の1本になったそうです。
そして肝心の「だるま杉」の名前の由来ですが、これは江戸から時代が進み、今度は明治時代、この辺りに「五十嵐文水(いがらしぶんすい)」という産科医がいたそうです。その先生がこの木の周辺を霊場に「だるま講」という安産信仰を広めたため、それ以来この杉の木を「だるま杉」と呼ぶようになったそうです。少子高齢化が社会問題化している今の日本、こんなありがたい木があるならその問題もまとめて解決してくれそうですね!(~_~;)
その他にもたくさんの伝説を今に伝える「だるま杉」百聞は一見に如かず皆様も一度見て下さい!きっと感動しますよ!
場所は管理事務所にてお教えいたします。
※伝説はさておき、私が見た時は、宮崎監督の映画「隣のトトロ」あのトトロが住んでいそうな木だなあと言うのが第一印象でした。
いや!きっとあの木にはそういう神様が宿っていると思います(~_~;)そう信じたくなるような神々しさを持ったご神木、こんな地域の「宝」を大事に守っていきたいものですね。
山水苑日記 | 2007.07.28 10:36
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