コブシの実

拳(こぶし)

おはようございます!今日の蔵王は曇りの予報。週末にかけてもあまり良い天気ではないようです。週末にかけて紅葉を見に蔵王を訪れるという方は、一応雨具をお持ちになった方がいいかもしれません。
今日のご紹介は「拳(こぶし)」コブシはモクレン科モクレン属落葉高木、あの有名な「北国の春」に唄われている事でも有名ですね。確かあの歌は都会に出た人がコブシが咲き乱れる田舎の母親を偲ぶという曲だったと思いました。歌い手の千昌夫さんの東北訛りの歌い方がなんとも曲とマッチして、聴いている人が一様に望郷の思いに駆られる。そんな曲でした。私も子供ながらこの曲を聴くと温かい気持ちになったのを思い出します。
この春の代名詞とも言えるコブシ。花もとてもきれいで魅力的ですが、実のほうも真赤に色づきとてもきれいなんです。コブシの語源はこの実が、こどもの拳に似ていることから付いた名前なんだそうです。その事を考えると、コブシの主役はむしろ実の方、秋の植物とも言えると思います。そして写真を撮るのにこの実を良く観察してみると、実の一つ一つに糸のようなものが付いていて、実が熟して落ちる時に一気に落ちないようになっているんです。植物もちゃんと子孫の残し方を考えているんですね。近くにコブシの木があるという方はぜひ観察してみてください!
さあ皆様!北国の秋を楽しみに宮城蔵王を訪れましょう!
山水苑日記 | 2007.10.26 09:04
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情報誌「やまぼうし」